Xデザイン学校大阪分校 マスターコース#3 カスタマープロブレムの確認

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幸せの総量をどう増やすか?

サービスデザインの定義を人に聞かれたり自分で考えたりする事がありますが、今回の佐藤さんの話の冒頭のこの一言が確信を付いていると感じました。幸せの総量を増やせる仕組みをデザインすること=サービスデザインと捉えても良いのかもしれません。

例として挙げられた「サービス付き高齢者向け住宅」では、今まで住んでいた家や家財の処分サービスで住人は楽をできるし、ビジネスとして儲かる。旅行の紹介斡旋サービスで住人は残りの人生を充実させられるし旅行業者は儲かる。というようにサービス付き高齢者向け住宅を起点として様々なサービスが生まれて皆ハッピーになる。

こういった「八方よしの仕組み」を作る事が現在求められている「尊敬される企業/人」であり「生き残っていける企業/人」なのだと感じました。「ビジネスモデル2.0図鑑」でも成功しているビジネスの特徴の1つとして挙げられていますね。

改めて、こういう事をデザインできる人になりたいと思いました。

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今のアクションに集中しつつも前にやった事を振りかえる

前回の2回目から今回までの間に「外国から来て日本で働いている方」3名に食や生活に関するインタビューを行いました。

その事を佐藤さんに報告すると「でも外国人でも色々な人がいるよね」とのお言葉をいただき「これはいかん」と思いました。

何故なら外国人にインタビューする事にした目的を自分自身が忘れかけていたからです。ちゃんと今までの検討を積み重ねるためにも、理由をここに記載しておきます。^^;

「外国から来て日本で働いている方」に焦点を絞ったのはこういった方だけをターゲットにしようとしているわけではなく、これから増えていくであろう「単身世帯」のエキストリーム的な存在だと考えたからです。

例えば日本国内でも地域から東京に移るのと同じで、その長距離版という位置付け。

そして「単身世帯」に焦点を絞ったのは、元々はハウスさんにとっての課題設定からです。

ハウスさんの課題として、私たちは下記の2つを設定しました。(まだ漠然としていますが)

①コーポレートスローガンである「食を通じて人とつながり、 笑顔ある暮らしを共につくる グッドパートナーをめざします」が外部の私達からは全く達成できていないと感じられたこと

②どうしても「ハウス」=「家族のための」から抜け出せていない事

この2つは、実はハウスの方は「ある程度できている」と仰っていましたが、私達にはそうは思えなかった事です。

と言うのも「単身世帯に向けた製品としてレトルトを充実させたりしている」との事ですが、レトルトは確かにいつでも楽に美味しく皆が好きなものを食べられますが「レトルト」のイメージのせいか、それが「人とつながり、 笑顔ある暮らしを共につくる 」を達成できているかと考えると、そうではないと考えたためです。

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そして次にやるべき事を一旦引いて考える

何かのプロジェクトをする時、ゴールのイメージやアウトプットを明確にし、それを逆算して何をすればそのゴールにたどり着けるかと言う考え方でプロセスを設計する事の重要性を前回痛感しました。

その反省を元に一旦中間発表までのプロセスを書いてみました。そして大切なのは、一旦書いたものを絶対とせずステータスや状況の変化に応じて柔軟に変えること。アイデアもプロセスも考え方も同じなんですかね。

一旦タタキをエイヤで作ってやってみたり人の意見をもらって変えていって、より精度や質を高めていく。ビジネス書なんかでよく書かれるような一般的な言葉になってしまいましたが、意外と実践するのは難しいものです。

次回もよろしくお願いします!

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